里山十帖・周辺の美味しいお店をシリーズでご紹介します!
「明日の昼はどこで食べたらいいでしょう?」
里山十帖のお客様からいちばん多い質問です。
実は答えは何パターンもご用意しているのですが、1軒目が越後湯沢の温泉街にある「しんばし」。
新潟・魚沼といえば「へぎそば」ですが、実はへぎそばで手打ちの店はほとんどありません。
その点「しんばし」は手打ち。しかもここ数年で、そば打ち技術はもちろん、調味料やだしもレベルアップして、湯沢ではダントツ美味しいそば屋になりました。
この地域の本当に美味しい店だけが加盟する「永久に残したい味 A級グルメ」プロジェクトの加盟店でもあるので、地元素材への追求へも余念がありません。
玄蕎麦は県内産。近年では自家栽培の比率も高めています。
「雪国の手作り」をコンセプトに、サイドメニューも充実。
例えば、「身欠きにしんの煮付け」。身欠きにしんは海から遠い内陸部まで運んで食べられる海産物として、魚沼でも古くから親しまれてきた郷土食です。店で三日間かけて戻してから炊きあげ、骨まで柔らかく仕上がっています。
上の写真は「山菜煮」。春になると店の人が早朝から総出で採りに行き、一年分を塩漬けにして保存しています。
湯沢で蕎麦を食べるなら「しんばし」。覚えておいてくださいね。
【新潟・越後湯沢/しんばし】
http://www.soba-shinbashi.net/
【雪国A級グルメ】https://snow-country.jp/?a=model_plan&n=64
【里山十帖】satoyama-jujo.com
■ 新潟・郷土の味「へぎそば」豆知識
「へぎそば」のへぎとは、本来、蕎麦を盛る四角い器のことなのですが、魚沼の蕎麦はつなぎに「ふのり」を使うのが特徴。
「へぎそば」=「ふのりそば」と解釈されることも多くなってきています。
ふのりが使われたのはこの地が織物の産地だったため。横糸をピンと張るために使っていた海藻のふのりをつなぎに使ったのです。ふのりそばは茹でたあと伸びにくく、冠婚葬祭の料理にぴったり。地元ではゴムのように強いコシがある蕎麦を好む人も大勢います。
ではなぜふのりそばで手打ちが少ないのかというと、機械で製麺したほうが強いコシをつけられるから。魚沼には多くの蕎麦屋がありますが、そのほとんどが機械打ち。地元の人が好むのも機械打ちで、薄めのツユにドボッとつけて、ツルツルの喉ごしを楽しみます。
そんな機械打ち、地元好みのへぎそばを食べたいなら里山十帖から車で5分の「中野屋 塩沢店」(越後湯沢にもあります)や、十日町の「由屋」(よしや・車で15分)、「小嶋屋総本店」(車で30分)。昼時はいつ行っても地元の人たちで大賑わい! とっても庶民的な地元の味を楽しめます。
中野屋/http://www.umaisoba.com/
由屋/https://www.tokamachishikankou.jp/spot/nadaikisoba_yoshiya/
小嶋屋総本店/https://kojimaya.co.jp/
【里山十帖】satoyama-jujo.com
手打ちへぎそばの店「しんばし」。おすすめです!
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