里山十帖、名残の山菜料理。山菜も野菜も旬は一瞬で過ぎていきます。
とはいえ、一般的には食べない伸びきった山菜や花が美味しかったりするのもまた事実。
里山十帖ではこの時期、名残の山菜とはしりの野菜をご提供しています。きっと見たことのない山菜、そして食べたことのない山菜や野菜の部位、味わいをお楽しみいただけると思います。
最近、二十四節気、七十二候をコンセプトにしたお店を都会でよく見かけます。でも都市で七十二候を表現するのは至難の技。というよりほぼ不可能です。日々変わっていく山の景色、野菜の姿。その年によって変わる自然の表情。そして自然とともにある人々の暮らしと育まれる文化。それらを表現してこそ「七十二候」だと思うのです。
里山十帖は新潟・南魚沼という豊かな場所にあります。だからこそ表現できる料理ですが、それでも市街地にあったらこの料理は提供できません(人口数万人の小さな街ですが)。徒歩10秒で山が控えているからこそ、24時間、空気の質感を感じられるからこそ、イマジネーションが湧いてくる…。
昨年とは全く違った山菜料理を。里山十帖にはいわゆる「スペシャリテ」はありません。それはなぜなら「料理は自然が主役」だと考えているから。シェフの桑木野をはじめ、スタッフ全員が、毎年、季節から受けるインスピレーションが変わります。だから料理が変わるのは当然。作品を追求する料理ではなく、自然に寄り添い、風土を表現する料理をご提供したいと考えています。
そして召し上がっていただいた皆さまにも、そんな里山の恵みを五感で感じていただけることを願っています。
6月。山菜は「名残」ですが、名残なりにこの土地には「風土」があります。ぜひ皆さん、初夏の里山十帖にお越しください。
【空室情報】
本日11日(金)、1部屋空室が出ております!
人気のお部屋「201・露天風呂付き Viewメゾネット(84㎡・マウンテンビュー)」。
4名様までご利用いただけるお部屋ですが、もちろんお一人様も大歓迎。ぜひこの機会をお見逃しなく。
※2021年6月11日時点の空室情報です。
*掲載されている情報は、投稿時の情報です