里山十帖周辺の紅葉が見頃になってきました。そして紅葉が終わると冬。私たちの冬支度も始まっています。
物流網の発達した現在となっては「冬になったら何もないんです」と説明してもほとんどの方がピンと来ないようですが、3メートル、4メートルの雪に覆われる新潟・南魚沼。すでに畑にはほとんど野菜が残っていません。カブも、白菜も、大根も、ニンジンも、ネギも「収穫して納屋などで保存」が基本。里山十帖でもそれは同じで、雪が降った後は雪室を作って野菜を保存します。
そしてこの季節、重要なのが最後の保存食作り。保存食作りは春、雪が溶けて、山菜を乾燥させたり、塩蔵するところから始まるのですが、秋にはたくあんを漬けたり、果物を干したり、やることがたくさんあります。
ということで、農家から頂いたフルーツをせっせと保存食に変えていくのが、秋のスタッフルームの風景。ちょっとした時間の隙を見つけては、柿の皮を剥き、ぶどうを干して、ジャムやジュースを作ったりしています。
いつの料理にご提供するかは未定ですが、里山十帖の料理はこのように季節の流れと一体となっています。本当の「風土」を里山十帖の料理から感じとっていただけたなら、干し柿をひたすら作ることも、干しぶどうを作ることも、たくあんを漬ける苦労も吹き飛びます。
【里山十帖 空室情報】
来週は月曜から木曜日まで、それぞれ1〜2室の空室があります。紅葉もずいぶん里山まで降りてきました。ぜひ、秋の新潟・南魚沼へお越しください。
https://www.satoyama-jujo.com
※2018年10月27日時点の空室情報です。
*掲載されている情報は、投稿時の情報です