今年も「命の水」と呼ばれる、イタヤカエデの樹液の採取が始まりました。別名を「メイプルサップ」。これを煮詰めると「メイプルシロップ」になります。木々が冬の眠りから覚めて水分を吸い上げるこの季節だけ、樹液が甘くなります。山はまだ真っ白。厳寒の冬に見えても、木々は芽吹きの準備を始めているのです。
里山十帖のメイプルサップは、新潟県山北町でメイプルシロップづくりをしている河面さん直伝。一昨年、河面さんに樹液の採取方法を習ってきました。現在は里山十帖の除雪担当「阿部ちゃん」が山に入って採取。地元の山の男、阿部ちゃんは、河面さんもびっくりな山奥の斜面に樹液を取りに行きます。
煮詰める前の樹液は「甘い」と言っても、ほんのわずかな甘み。水のようで水ではない、爽やかな香りがします。
まだ採取が不安定なのでご提供できる日は限られていますが、出てきた日には、目を閉じて、五感を研ぎ澄まして命の水を味わってみてください。力強い自然の生命力を感じられるはずです。
ちなみに樹液の採取にはカエデの表面に小さな穴を開けるのですが、穴は採取が終了すると自然に埋まっていきます。木にストレスをかけないために、様々な配慮をしていますのでご安心ください。
※写真は昨年の採取の様子。ハットを被っているのが阿部ちゃん、67歳。まだまだ現役です。
【里山十帖 空室情報】
連休最終日の2月12日に1室、空室があります。翌日、半休をとって里山十帖で過ごしませんか?
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