『SATOYAMA COMMONS 2023』。里山十帖の「十帖」とは「10の物語」という意味。そのなかには「集う」というテーマがあって、2004年の開業時からさまざまなイベントを開催してきました。多い年には年10回以上。この3年、イベント開催はグッと減っていましたが、いよいよ2023年、以前のようにイベントを開催できるようになりました。
その第一陣が「野生を呼び起こす料理。人と自然とのつながり」と題したイベント。
開催した私たちが言うのもなんですが、シェフ3人の想いが凝縮された素晴らしい会。大自然との一体感を味わうアウトドアディナーもさることながら、初夏の心地よい空気に包まれながらゲスト同士が語り合う優雅なひととき、そして翌朝は雲海を眺めながらの朝食で、この土地の風土や恵みを体感するという、深い、深い、余韻のあるイベントになりました。
ちなみに、今回ご提供した料理はすべて自然の「火」によるもの。薪火、炭、さらに土による蒸し焼きなど、縄文の時代から続く調理技術で料理をご提供しました。
魚沼は国宝・火焔式土器が出土した土地。5000年前から人々が豊かな暮らしを育んできました。縄文時代の料理と聞くと「味気なかったのでは？」と思う方もいらっしゃるでしょうが、熱した石と土器を使った料理はとても美味しかったことがわかっています。
自然と寄り添い、想像以上に豊かだった縄文時代。SDGs云々より、私たちは遠い昔、ここで暮らしてきた人々からの知恵を活かしていきたいと考えています。
なお、今回ご好評いただいた自然の「火」を使った料理や、雲海モーニングなどのアクティビティは、日々のご滞在でも体験いただけるよう順次リリース予定。大自然の営みのように、コッソリじわじわ変化・進化する里山十帖にどうぞご期待ください。
－ SATOYAMA COMMONS 2023 － 参加シェフ
村井 啓人『 余市 SAGRA 』
池端 隼也『 L‘Atelier de NOTO 』
桑木野 恵子『里山十帖』
＜空室情報＞
なんと、今週土曜の7/8には、本館に1部屋、そしてTHE HOUSE [SEN]に空室が出ています！
また明日7/7の七夕は、THE HOUSE [IZUMI]のみですが、1組様のご予約が可能です。
7月上旬の南魚沼は、朝晩の空気がとても心地良い季節。ぜひこの機会をお見逃しなく！
※2023年7月6日時点の空室情報です。
*掲載されている情報は、投稿時の情報です