「The Japan Times」が主催する「Destination Restaurants 2022」。里山十帖が受賞しました! このアワードの特徴は地方のレストランに焦点をあてていることで、賞の名称どおり「旅の目的地になるレストラン」。審査委員は、辻芳樹さん、本田直之さん、浜田岳文さんの3人。日本のレストランシーンを牽引する3名の方に選んでいただいたことは本当に光栄です。ありがとうございます。
「冬は雪深い新潟県南魚沼市で古民家を利用した日本料理の宿。料理に定評があるのはもちろん、オーガニック魚沼産コシヒカリを育てる体験や、料理人とのコラボレーションで地産地消の食文化に一石を投じるなど、ライフスタイルを提案するスタイルが注目されている」
上記の評価コメントをいただいたのですが、なにより嬉しいのは料理だけでなく、私たちの「活動」に高い評価をいただいたこと。今でこそ地方への移住者が増え、そして地方にもレベルの高いレストランが次々にオープンしていますが、私たちが新潟に移住した19年前にはそのような兆しはほとんどなく、里山十帖が開業した8年前もまだ今のような状況ではありませんでした。
それはつまり、シェフの桑木野をはじめ、全スタッフが信じて歩んできた道を評価いただいことにもなります。開業から数年間は、あまりに他の宿と食事スタイルが異なるため様々なご意見をいただきました。また「山や自然と共生する」と言うのは簡単ですが、その本当の怖さ、野生を扱う難しさも自分たち自身が体験しました。
そんなことを思うと、感慨深いものがあります。
これからも単にトレンドを追うのではなく、「地方で料理を提供する意味」「わざわざ食べに来ていただく価値」とは何か? その本質を追求していきたいと思っています。
近年、「ミシュランガイド」をはじめ、「ゴ・エ・ミヨ」「ヒトサラ ベストシェフ&レストラン」など、多くの賞をいただいております。賞をいただくほど現場スタッフにはプレッシャーがかかるのですが、それはすなわち、スタッフが成長する原動力でもあります。
里山十帖は多くのリピーターの方々に支えられています。皆さまのご期待に添えるよう、さらに精進していきたいと思います。今後とも里山十帖をよろしくお願いします。
ありがとうございます。
Destination Restaurants 2022
あ。それから。里山十帖では「料理で地域を表現したい!」というキッチンスタッフ、サービススタッフ、ソムリエを大募集中です。一緒に「ここだけでしかつくれない料理」を創造しませんか?
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