かつて表参道にあった伝説の精進料理店『月心居』。情熱大陸をはじめ数々のメディアに登場し、多くの料理人に影響を与えた店が突然閉店したのは2007年のこと。そして10年以上の時を経て、新潟・南魚沼に『月心居』が2日間限定で復活しました。
棚橋さんの活動は最近では海外が多いため、今回のゲストも多彩。当日の「里山十帖」には、ネパール、オーストラリア、カナダなど、多くの外国人も来場。とても国際色豊かな会になりました。
食事は棚橋さんとともに「胡麻を擂る」ことからスタート。棚橋さんの世界観を五感で体感していただきました。
「素晴らしかった」「こんな体験は東京ではできない!」と、皆さん、心が満たされた様子。ちょうどアメリカ人アーティストのEllen Kaplowitzさんの写真展が里山十帖で開催されていることもあって、さらにアートとカルチャーを感じる特別な時間になったようです。
里山十帖の料理は365日、精進ではありませんが野菜中心。写真ではとても通じるところがありますが、そこに「精進」という考え方(生き方)が入ると、食事の時間を通して感じる世界観はガラリと変わります。里山十帖のスタッフにとって大変刺激のある会になっただけでなく、器たちも棚橋さんに使ってもらって嬉しそうでした。
「本当は行きたかったのだけれど、仕事の関係で」という方が多かった『月心居 at 里山十帖』。現在、次回のイベントを企画中です。ぜひ、皆さん、次回のイベントにもお越しください。
棚橋俊夫
27歳から3年間、滋賀県大津市の禅寺「月心寺」の村瀬明道尼に弟子入りする。1992年に表参道に「月心居」をオープン。NHK朝の連続テレビ小説「ほんまもん」の料理監修を務めるなど、現在も国内外で意欲的な活動を続けている。
【里山十帖 予約情報】
10月第1週には空室があります。標高の高いところでは紅葉が始まっています。ぜひ秋を感じに新潟・魚沼にお越しください!
https://www.satoyama-jujo.com
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