これまでに２軒のおそば屋さんを紹介しましたが、もう一軒！ 津南町の国道117号線沿いにある「とみざわ」。
おそば屋さんというのはその昔、家族みんなで食事を楽しむファミレス的存在だったわけですが（出前も重要！）、ファミレス登場後、各地のおそば屋さんはみるみる勢いがなくなってしまいました。
そんななか、新潟ではおそば屋さんがいまだファミレスの役割を担っています！ 第一回でもご紹介しましたが、「中野屋」「由屋」「小嶋屋総本店」「角屋」「わたや」などなど、魚沼地域の国道沿いには客席数の多い大きなおそば屋さんがたくさん。
そしてなんと、魚沼地域にはファミレスが一軒もないんです！！魚沼ではまだ「週末は家族揃ってそば屋へ」という光景もあたりまえなんです。
「とみざわ」もそんな庶民的な一軒。他とちょっと違うのは地粉100％の手打ち蕎麦がメニューにあること。つなぎは通称、やまごぼうの「オヤマボクチ」。ツルツル、シャキシャキの食感です。ただし。庶民的な店なのですべてが手打ちではありません。「手打ち」と表示されているものだけがそうで、メニューにはカレーうどんや天重、天ぷら定食もあります。
庶民的な店だけど、ちょっとしたこだわり。これが魚沼地域でおそば屋さんがたくさん生き残り、ファミレスを寄せ付けなかった理由なのかもしれません。ちなみに薬味は、自家栽培の唐辛子で作った手作りの一味唐辛子です。
「とみざわ」も地域の本当に美味しい食を提供する「永久に残したい味 Ａ級グルメ」プロジェクト加盟店。「里山十帖」からは車で約30分です。
【新潟・津南町／とみざわ】
https://tsunan.info/tomizawa/
【雪国Ａ級グルメ】https://snow-country.jp/?a=model_plan&n=64
【里山十帖】satoyama-jujo.com
*掲載されている情報は、投稿時の情報です