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大地の芸術祭 里山十帖のおすすめ その3/中里エリア

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東京方面からの起点、越後湯沢駅からいちばん近いのが「中里エリア」。レンタカーで約30分、国道353号線、十二峠を越した清津峡から大地の芸術祭の作品群が始まります。

まずは目玉作品の一つでもある清津峡トンネルへ。北京のMADアーキテクツの作品「ライトケーブ」は長い長いトンネル抜けると現れます。
そしてトンネル前の施設もMADアーキテクツの作品で1階がカフェ、2階が足湯。その足湯から頭上を見上げると清津峡が望めるという不思議な空間で「ペリスコープ(潜望鏡)」と名付けられています。

お盆には駐車場30分待ち、なんてこともあったようですが、この時期の平日ならかなり空いています。清津峡トンネル周辺には日帰り温泉施設もあるので、2時間くらいを過ごすつもりで訪ねるといいでしょう。

清津峡トンネルから清津川を下流に向かって走ると、すぐ右側にあるのが「磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館 SoKo」。今回の目玉作品でもある磯辺行久氏の作品「川はどこへいった」や「信濃川はかつて現在より25m高い位置を流れていた」は、それだけを見るとなかなか何を意味しているのかわかりにくいのですが、「SoKo」で作家活動を年表とともに追いかけると、シンプルな表現がいかに壮大なメッセージを発信しているのかわかります。

さらに旧中里村から松之山エリアに向かう途中には、前回の芸術祭でも話題になった「土石流のモニュメント」や、新作「サイフォン導水のモニュメント」が。このルートは雄大な自然と歴史をアートから感じることができるのです。

そのほか、「川はどこへいった」の近くにある温泉施設「ミオン中里」の周辺にはたくさんの屋外作品群があり、旧中里村中心部から一本入った場所には内海昭子の「たくさんの失われた窓のために」、リチャード・ウィルソンの「日本に向けて北を定めよ」など、屋外作品が豊富なのも中里エリアの特徴です。

大地の芸術祭は9月17日までの開催。残り期間わずか。「まだ行ってない」という方は、ぜひ新潟・魚沼にお越しください。

【里山十帖 空室情報】
8月29日、9月6日、7日、10日空室があります。10日は世界一の四尺玉が打ち上げられる「片貝まつり」。里山十帖ではバスを仕立てての花火ツアーを開催しています。芸術祭を見て、夜は花火を見るという超豪華な1日。10日は残り1室。ぜひお越しください。

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