昨日の最高気温はなんと28度! 毎日の晴天で雪がどんどん溶けていきます。4月中旬までは「雪が多くて新緑も遅くなりそう」な予報でしたが、実際にはこの暑さで例年のゴールデンウィーク明けと同じくらいの新緑に。花も次々に咲いています。
坂戸山は、里山十帖から車で約20分、六日町駅からも近い小さな山。NHKの大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続の居城としても有名です。
標高は634メートルで、東京スカイツリーと同じ高さ。地元の人はスニーカー&片手にペットボトルといった軽装でひょいひょい登る、市民公園のような山です。「今日は10往復目!」なんて地元のおじいちゃんもいるんですよ。
この山が市民に愛されている理由は、なんといっても頂上付近からの眺望でしょう。標高はけっして高くありませんが、頂上からはぐるり180度、標高 2000メートル級の山々が! 谷川岳、苗場山、巻機山、金城山、中の岳、八海山……息を吞むほどの絶景が広がります。眼下には魚野川と魚沼盆地。一面に 広がる田んぼはすべて「魚沼産コシヒカリ」の産地です。
さらにこの季節の魅力が「花」。登山道の随所にカタクリ群生地があるだけでなく、全山に咲くヤマツツジや真っ白なタムシバ(コブシのような花)、イワカガミ、イワウチワといった山野草などなど、本当にきれいなんです。
写真は昨日の坂戸山。カタクリはほぼ終わりですが、まだまだ花は楽しめそうです。
坂戸山は車がなくても簡単に行けるのがポイント。上越線の六日町駅までは里山十帖の最寄り駅、大沢駅から3駅、9分。駅から登山口まで徒歩15分弱です。
ただし。。。「市民公園みたいな山だったら簡単に登れるだろう」となめてかかるとけっこう大変。登山口の標高は160メートル。山頂までの標高差は470 メートルもあります。しかもメインルートの薬師尾根は、急坂、急坂、階段、階段、階段。振りかえると常に絶景が広がっているので、楽しいといえば楽しいの ですが、かなりきついのも事実。頂上までは約1時間。頑張って登りましょう!
ちなみに眺望抜群の代わりに木陰もほとんどないので帽子は必需品。水分を多めにとって、熱中症にならないように気をつけてくださいね。
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