東京は蒸し暑い日が続いていますが、まだまだ朝晩は長袖が必要な新潟・魚沼。山の上には雪が残っています。
そして今日ご紹介するのは「中荒沢万年雪」。地形に興味のある方ならおわかりのとおり、この周辺の「カール」は、1万年前の氷河期にこのあたりが氷河だったことを物語っています。現在の雪は万年雪とはいっても氷河のように数千年・数万年堆積しているものではないので氷河ではありませんが、昔、ここに氷河があったことを想像しながら眺めると、涼しさ以上のロマンがあります。
中荒沢万年雪は林道終点から歩いてわずか25分というのがポイント。銀山平キャンプ場の管理エリア内にあるため入山料200円がかかりますが、絶景維持基金だと思えば安いもの。ぜひ里山十帖に泊まった翌日は、「中荒沢万年雪」を目指してくださいね。
【注意事項】
- 徒歩25分とはいっても山道です。サンダルやヒールはケガのもとなので、歩きやすいスニーカーなどを必ず履いてください。
- 危険箇所にはロープが張ってあります。ロープをくぐらないでください。
- 万年雪の上には登らないでください。雪が薄くなっている部分があり大変危険です。雪が陥没して落ちた死亡事故が発生しています。
【行き方】
関越自動車道小出インターから国道352号線、奥只見シルバーラインで約40分。奥只見湖・銀山平方面を目指して走る。銀山平キャンプ場入り口で入山料を払って林道終点へ。路肩に車を止めて登山道を片道約25分。里山十帖から小出インターまでは約20分。
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