Foodお食事について
Organic & Creation
早苗饗
−SANABURI−
田植えが終わったあと、その年の豊作を祈るのと同時に、
田植えに協力してくれた人々をもてなす饗応のことを、
「早苗饗 /さなぶり」と言います。
里山十帖の「早苗饗 SANABURI」は、
新潟・南魚沼の風土・文化・歴史を
料理に表現することを目指した
「ローカル・ガストロノミー」をコンセプトに掲げるレストラン。
「雪国ならではの発酵・保存食文化」を現代の味覚に。
発酵部屋では味噌や発酵調味料を醸造するほか、漬物、ハムなども作っています。
『ミシュランガイド』1つ星、『ゴ・エ・ミヨ』スコア15.5&テロワール賞、
『Best Vegetables Restaurants』で
世界13位にランクインした料理をお楽しみください。
里山十帖の「料理十条」
- 一、料理を通じて、体験、発見、感動を提供する。
- 二、二十四節気、七十二候。
日本の暦に逆らわない料理を作る。 - 三、新潟の風土、文化、歴史を学び、料理に表現する。
- 四、古来伝承の発酵・保存技術を学び、活かし、
料理に取り入れる。 - 五、食材はできるだけ近くから。食材に旅をさせない。
- 六、山菜、伝統野菜、有機栽培の野菜など、
生命力の強い食材を使う。 - 七、動物を無用に苦しめず、命に感謝していただく。
- 八、野菜は皮や根、茎まで、魚や肉は骨まで、
余すところなく使い切る。 - 九、無添加、天然醸造の調味料を使い、
化学調味料は一切使用しない。 - 十、美味しいこと、美しいこと、
健康で幸せに生きる料理であること。
Food Creater
「食材への愛」と「編集力」でここだけの味を
桑木野 恵子
里山十帖 シェフ
偉大な自然、つくり手の愛
それらを受け取って、料理に込めています
その昔は当然だった自然と共存する暮らし。人は水、空気、食べ物がなくては生きられません。風土と文化に寄り添いながら、自然の恵みに手を合わせていただく。フードロスやフードマイレージの低減は、自然と共に暮らす私たちにとって当然のこと。ただそれだけに終わることなく、料理の基本に忠実に、人間が持つ「野生」が目覚める料理を作りたいと思っています。そんな里山十帖の食事で「何か」を感じていただけたら、この上ない幸せです。
1980年生まれ。武蔵大学人文科比較文化学科卒業。都内のエステサロン勤務後海外へ。オーストラリア、ドイツ、インド等世界を巡りヨガと各国のベジタリアン料理を学ぶ。帰国後都内のヴィーガンレストラン勤務後、自遊人へ入社。温泉(共同浴場)と山歩きを日課に地域のおじいちゃんおばあちゃんと交流し、地に根付く食文化・風土、雪国の暮らしを肌で感じながら、ローカル・ガストロノミーを料理に表現。
2014年1月、里山十帖プレオープン時から在籍し、2018年に「里山十帖」料理長に就任。2020年「ミシュランガイド新潟2020 」で一つ星を獲得。2021年「ゴ・エ・ミヨ2021」で15.5点を獲得。
2022年には「ヒトサラ ベストシェフ&レストラン2022」選出、「ゴ・エ・ミヨ 2022」テロワール賞受賞、「Destination Restaurants 2022」選出、「Best Vegetables Restaurants 」にて世界13位を獲得、同「Best Lady Vegetable Chefs 2023」受賞。第13回 農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」ブロンズ賞受賞。
岩佐 十良
クリエイティブディレクター・編集者
「美味しさ」ってなんだろう?
「行き過ぎない」でも「迎合しない」料理を
2018年、里山十帖のシェフが桑木野恵子に代わりました。その後、『ミシュランガイド』での一つ星を皮切りに、『ゴ・エ・ミヨ』スコア15.5を獲得。2022年には世界のサスティナブルレストランを選出する『Best Vegetables Restaurants 』で世界13位にランクインするなど、私たち自身が驚くほどのご評価を国内外から頂戴しています。その理由はおそらく、創業時から「食べることの意味」を追求するのと同時に「ここでしか食べられない料理」を目指してきたから。私自身は料理を作りませんが、編集者として、クリエイティブディレクターとして、これからも里山十帖の料理のあり方を考えていきたいと思います。
1967年、東京・池袋生まれ。武蔵野美術大学でインテリアデザインを専攻。在学中の1989年にデザイン会社を創業し、のちに編集者に転身。2000年、温泉や食に関する記事が人気の雑誌「自遊人」を創刊、編集長に。編集者の役割は社会に「体験・発見・感動」を伝えることというポリシーのもと、雑誌だけでなく、既存の「モノ」を「リアルメディア」化することに力を注ぐ。2002年には「コメひと粒がメディア」というコンセプトを掲げて、日本全国の美味しくて安全な食を提供する『オーガニック・エクスプレス』をスタート。2004年には日本の主食である「お米」を学ぶため、東京・日本橋から新潟・南魚沼に移転。2014年、新潟県大沢山温泉に『里山十帖』を開業。
2009年『情熱大陸』で活動が放映されたのを最初に、2012年『ソロモン流』、2016年『カンブリア宮殿』、2020年『プロフェッショナル仕事の流儀』等、多数の人物ドキュメンタリー番組で取り上げられる。『新潟ガストロノミーアワード』総合プロデューサー。
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営業時間
夜 17:00~、19:30~(二部制)
- ※ 予約状況により、ご希望の時間でお受けできない場合があります。
- ※ ⽇帰り(⾷事のみ)の場合は、4名様/席までご利⽤できます。
前⽇までの予約制です。
そのほか、よくご質問いただくこと。
- 日帰り(食事のみ)での利用はできますか?
- 夜のみ4名様/席までご予約を承ります。前⽇までにご予約ください。なお⽇帰りでのご⼊浴は、ご宿泊のお客様への配慮から受け付けておりませんのでご了承ください。
- ベジタリアン・ヴイーガン・マクロビオティックに対応してもらえますか?
- 3日前までのご予約で、ベジタリアン、ヴィーガン、マクロビオティックにも対応いたします。内容により追加料金がかかる場合があります。事前にお問い合わせください。ただしマクロビオティックは陰陽のバランスまで考えたものではなく、白砂糖、乳製品を使わない玄米菜食メニューとしてご提供します。
- 個室での食事は可能ですか?
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築150年のレセプション棟に格式ある個室が2室あり、記念日に最適です。ご利用料金として、飲食代合計の10%をサービス料として頂戴しております。また古民家部分ではありませんが、プライベートダイニングには個室が5室あり、こちらはサービス料ナシでご利用いただけます。どちらも先着順のご予約制です。ご希望の方はお早めにお申し込みください。
※プライベートダイニングは完全な個室ではありません。隣の音が聞こえますのでご了承ください。
- 貸切での利用は可能ですか?
- はい。宿泊利用の場合は全館貸し切りが可能です。企業研修や役員会なども多数行われています。お気軽にご相談ください。
アレルギー対応
アレルギーに関してはできるかぎり対応しておりますが、完全に外しきれない可能性があります。重篤な症状が出る方への対応はできませんのでご了承ください。