「世界ベストレストラン50」で日本評議委員長もしている中村孝則さんが「プレミアムジャパン」に新潟のローカルガストロノミーについて記事を書いてくださいました。
「ローカルガストロノミー」とは、地域の風土や歴史、文化、さらに農林漁業の営みを「料理」に表現すること。
地域の食を観光資源化することはもちろんですが、レストランや宿などの施設と、農林漁業、さらに加工業を連携させて、将来に渡って地域が経済力を維持できるような仕組みを作ることが「ローカルガストロノミー」のテーマです。
もともと新潟は、食素材のレベルは高いのですが、飲食店はどちらかというと内向き(県内ターゲット)。県内の食を提供する店は少ないのが現状でした。ところがここ数年で状況は一変。若手のシェフが集まって勉強会を開いたり、独自に契約栽培を進めたり。そして何より、各店のシェフ&料理人、オーナーがたゆまぬ努力を重ねています。さらにそれに触発されたシェフが腕を上げていくという好循環。地方としてはかなりのレベルに達しています。
今、食による地域活性化は各地で行われていますが、新潟はその力強さが違います。自然発生的な流れを行政が後押しするという理想的な動き方。そんな状況を、最先端のレストランシーンに詳しい中村孝則さんが見つけてくれたことは最高に嬉しいことです。
2010年からは「雪国A級グルメ」というプロジェクトが始まっていますし、さらにその取り組みを新潟県が認めてくれて、2019年10ー12月に開催される新潟・庄内ディスティネーションキャンペーンの基本コンセプトにもなりました。
里山十帖のことはさておき、大きく変わりつつある新潟の食をぜひ体感しに来てください!!
【プレミアムジャパン 記事前編】
https://www.premium-j.jp/curators_eye/nakamura/71637/
【記事後編】
https://www.premium-j.jp/curators_eye/nakamura/71799/
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