晩秋の料理・8品目「森を守ろう」。もち豚の杉の香スモーク

晩秋の料理・8品目！

「森を守ろう」。もち豚の杉の香スモーク

里山十帖のスペシャリテ、杉料理。

日本中で問題になっている荒れた杉林をどう解決したらいいのか？
その答えが「杉を料理に使えばいい！」です。人間は食べ物には貪欲ですから、食べるためならせっせと杉林を間伐し、枝をはらいます。

里山十帖では春、杉の新芽が出る頃、ひたすら杉の料理を試作しました。
そして最終的に残ったのが杉のピクルスとスモークに使うこと。とくに豚肉の脂と杉の苦み成分が抜群の相性であることがわかり（牛肉とはまったくあいません）、今年の夏からご提供しています。

おかげさまでこの料理が大好評。夏に引き続き、ご提供を続けているのですが、残念ながら「杉の新芽のピクルス」は終了。新芽ももう出ていないので新たに仕込めません。
そこで現在はやはり春に仕込んだ「杉塩」で味付け。こちらもわずかな苦みが豚肉と相性抜群です。
もちろん豚肉は杉の葉でしっかりスモーク。杉の香りと豚肉の香味も相性バッチリです。

森林問題を「食」で解決しようという里山十帖の試み。ぜひ皆さん、食べに来てくださいね。