上州と越後を結ぶいちばんの難所と言われた三国峠。現在は国道17号線の三国トンネルであっという間ですが、実は旧街道もトレッキングルートとして整備されています。
遊歩道の入り口は、三国トンネル新潟県側入り口のすぐ脇。10台ほどの駐車スペースがあります。さすが旧街道、道幅は2メートル近くあって、つづら折りになっているので傾斜もなだらか。途中には三国権現の御神水(湧き水)もあります。この周辺の植生はミズナラ中心。道には多くのどんぐりが落ちていました。
歩くこと約30分、三国峠に着きます。石碑にはこの峠を越えた人々の名が。与謝野晶子や若山牧水などのほか、上杉謙信の名も。歴史に想いを馳せながらひと休みします。
この先は三国山頂上まで絶景ルート。南には赤城山などの上州の山々、北には苗場山などを見渡します。道も木道が敷かれていて整備完璧。勾配はちょっとありますが、小学生でも余裕のルートです。
三国峠から三国山までは約45分。標高1636メートルの頂上は木々に囲まれて眺望はイマイチですが、風が吹かないのでむしろお弁当を広げるのにはぴったり。頂上付近のナナカマドはすでに色づき始めていて、秋を思い切り満喫できます。周辺の紅葉のピークは10月10日から20日くらいでしょうか。
ひと休みしたら下山します。下りは駐車場まで1時間弱。あわせても2時間ちょっとというお手軽ルートです。
帰路は三国トンネルを抜けて関越道の月夜野インターへ。里山十帖をチェックアウトしてからでも十分楽しめます。
ただし、このあたり、天気がとっても変わりやすいところ。雨具は必ず用意してくださいね。
【里山十帖 空室情報】
なんと来週の土曜日に空室が出ました! 早い者勝ちですのでお早めにご予約ください。また、10月の平日には若干の空室があります。ぜひ紅葉の里山十帖へお越しください。
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