10 stories starting from satoyama
Niigata 魚沼、新潟

貴重な古民家を受け継ぎ、 後世へ残すために。
魚沼は世界有数の豪雪地帯。北緯37度という低緯度でありながら、冬季には3メートル以上の雪が積もります。世界地図を見れば、サンフランシスコ、アテネ、リスボンなど温暖な都市と同緯度。にも関わらず雪が降る理由は、冬のシベリア高気圧と日本海、そして眼前に広がる標高2,000メートル前後の山々のおかげ。大量に降る雪と寒すぎない気候が様々な文化をこの地に育んできました。太い柱と梁で支えられた古民家もその一つ。30センチ以上あるケヤキの柱や梁はもう手に入りません。大工の技術も風前の灯。しかし残念ながら古民家は次々に取り壊され、今ではほとんど残っていません。そんな古民家を後世に残すためのプロジェクトが『里山十帖 THE HOUSE』です。
ABOUT “THE HOUSE”